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ご存じですか?急性緑内障発作

徐々に視野が欠けていく病気、緑内障。この病名を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

通常の緑内障は、自身でも気づかないほど、ゆっくりと進行し、何年もかけて視野がかけていきます。これは、眼圧によって、眼の神経が傷むためといわれています。欠けた視野は回復できないため、進行しないように、目薬を使って眼圧を低く保つ治療を続けることが重要となります。

通常は、多少眼圧が上がっても、すぐに影響はでてきません。しかし中には、突然、正常範囲を大きく超えて眼圧があがる、急性緑内障発作というものもあります。

急性緑内障発作を起こすと、視界が白くかすんで見えたり、充血、強い眼痛、頭痛、吐き気などの症状が出ることがあります。

すぐに治療して、そのような症状が治まっても、神経が傷み、見え方に影響が残ることもあります。

急性緑内障発作をおこす可能性は、その人の眼の状態によって変わってきます。

可能性が高い方は、睡眠薬などのお薬を飲まれたことをきっかけに、緑内障発作が生じることがあります。

緑内障発作のリスクがどれくらいかをご自身でチェックすることはできないため、気になられた場合は眼科でご相談ください。

眼科には、緑内障発作の可能性がどれくらいかを、おおよそ数値化できる機械もあります。

この機械での検査は、短時間で終えられ、お体への影響はありません。

自身が緑内障発作を起こす可能性が高いと分かっていれば、危険なお薬を避けるなど、予防策をとることができます。いざ発作が生じたときも、「緑内障発作かも」と考えてすぐに眼科を受診すれば、早い段階で治療できます。

白内障手術を受けられていない方や、ここしばらく眼の検査をされていない方は、ご自身の眼の状態を把握されておかれると、ご安心かもしれません。

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