よくある質問

ICL(有水晶体眼内レンズ)についてのよくある質問

生命保険の医療給付は受けられますか?

生命保険にご加入の方で、契約内容によっては給付金を受け取れる場合があります。まずはご自身の加入している生命保険会社にご確認ください。
※診断書の作成費用につきましてはこちらをご覧ください。

医療費控除は受けられますか?

医療費控除とは、1月から12月までの1年間に、本人や生計を一にする親族が支払った医療費の合計が10万円を超える場合(所得が200万円以上の世帯)または総所得の5%以上の場合(所得が200万円未満の世帯)に税金が還付されるという制度です。
控除の申請には領収書が必要になりますので、大切に保管してください。また、医療費控除の対象になるかは、お住まいの地域税務署にお問い合わせください。

例)ICL手術をした場合の医療費控除の計算方法
手術代金70万円-(※保険等でもらった手術給付金)-※1(10万円)×税率
※1:所得金額が200万円以上は10万円、200万未満の場合は総所得の5%の金額

上記の計算方法で、還付金額が算出できます。
課税対象となる所得の金額により税率が変わりますので、以下を参考にしてください。
課税対象となる所得~195万円 : 税率 5%
課税対象となる所得~330万円 : 税率 10%
課税対象となる所得~695万円 : 税率 20%
課税対象となる所得~900万円 : 税率 23%
課税対象となる所得~1,800万円 : 税率 33%
課税対象となる所得1,800万円超 : 税率 40%

健康保険は使えますか?

ICL™は、保険適用外の自由診療にあたります。健康保険は使用できませんので、ご了承ください。

特殊な乱視がある場合にもICL™は可能ですか?

「非対称性の乱視がある場合」はICL™では十分に矯正できず、適応外となります。
※どれが良いかは個人差があるため、眼鏡、コンタクトレンズ、オルソケラトロジー、その他の選択肢を含めて、それぞれの眼の特性に合ったベストと思われる方法を医師よりアドバイス致します。

“レーシック”と”ICL™”のどちらが良いのですか?

「6D以上の強度近視で残存角膜厚に余裕のない場合」にはICL™をおすすめし、「6D以下の近視で角膜厚に余裕がある場合」にはICL™は今のところ適応外であり、レーシックをおすすめします。 6D以上の強度近視の場合は度数が強くなるほどICL™の方がレーシックに比べて光学的な特性に優れていますが、逆にそれ以下の軽度~中等度の近視であるとレーシックをおすすめします。
また、軽度から中等度近視眼に対する細かい度数調整はレーシックの方が優れていますし、現在のところICL™手術は6D以上の強度近視のみを対象として厚生労働省の認可がおりているという点もあります。さらに角膜の形状が異常の場合(円錐角膜など)、もしくは疑われる場合はICLをおすすめしています。

他のフェイキックIOLと比べて何が違うのですが?

フェイキックIOLには大きく分けて、「前房型(虹彩支持型)」のARTISAN™およびARTIFLEX™と、「後房型」のICL™があります。 “前房型(虹彩支持型)”の場合、虹彩をクリップして固定しますが、虹彩のクリップした部分が萎縮したり強い外傷を受けたりするとレンズがはずれることがあること、角膜内皮面に近いため、長期にわたって角膜内皮細胞への影響(5年間で平均8.3%減少)がみられることがあること、切開創を大きくしないといけないので、手術後に乱視が残りやすいことなどの欠点があります。
“後房型”の場合(ICL™)、レンズは虹彩と水晶体の位置するため、角膜内皮への影響が少なく、レンズの固定もしっかりしているため、レンズがずれてしまうといったトラブルは起こりません。水晶体に近い位置にあるため、当初は白内障の発症が懸念されていましたが、デザインの改良により第4世代のICL™以降は白内障の発症がほとんど認められなくなりました(発症率0.4%)。切開創も小さく済むので新たな乱視を生じることもなく、光学的な特性も優れています。また、ICL™は日本国内での治験を経て平成22年2月に厚生労働省に認可されましたが、ARTISAN™およびARTIFLEX™は未認可です。そのため、望月眼科では後房型フェイキックIOLである”ICL™”を採用していますが、前房型フェイキックIOLの導入は現在のところ見合わせています。

レンズが曇ることはないのですか?一生いれたままで大丈夫ですか?

数十年以上にわたって安定する耐久性や生体適合性にすぐれた素材からできているため、一生入れたままでも大丈夫で、レンズが汚れたり曇ったりすることもありません。もし将来的に老人性白内障になって手術が必要になった場合、予期せぬ何らかのトラブルを生じた場合でも、手術で小さな切開創から比較的簡単に取り出すことが可能です。

レンズが眼の中で割れたり、ずれたりすることはありませんか?

ICL™の場合、虹彩と水晶体の間に固定されるため、他のフェイキックIOLに比べ、強い衝撃に対しても比較的安定しており、ずれることはまずありません。ICL™はソフトコンタクトレンズのような柔軟な素材でできており、眼の中で割れたり破れたりすることもありません。

手術後どれぐらいで視力が安定しますか?

手術直後から視力改善を体感できますが、手術当日は、ややぼんやりした感じの見え方になります。徐々に安定してきますが、手術当日はなるべく目を閉じて休むようにされた方がいいでしょう。 最終的に視力が安定するのには個人差がありますが、ほとんどの方が翌日から数日以内にほぼ安定した見え方になります。ただし、目の状態が完全に落ち着くまでの約1ヶ月間は点眼加療が必要です。

手術中はものが見えるのですか?

手術中は顕微鏡の照明が眩しく、ぼんやりとした視野の中で目の前で陰が動いているように感じます。手術器具や術者の手がはっきり見えるわけではありません。

手術は痛くないのですか?

点眼麻酔により、痛みはほとんどありませんが、手術中は器具で目を大きく開いた状態ですので、眼を触ったり軽く押さえられたりする感じや薬がしみる感じがすることはあります。 強く眼を閉じようとせずに楽に眼を開き、医師の指示した方向を見るようにして頂くと早く終了します。もし、痛みを感じる場合は途中で麻酔を追加することもできます。手術後は麻酔がきれると軽い痛みや異物感を感じる方もありますが、時間とともに軽快します。

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